こんにちは、OTTOです。
今回は2026年1月に大型アップデートされた「Bilt 2.0」について、どんな制度なのか全体を包括した完全ガイドをお届けします。
「結局、何が変わったの?」「私の家賃支払いはどうなる?」という疑問をこの記事で解消していきます。
以前より、少し複雑になった部分もありますが、まだまだあなたに恩恵をもたらす魅力が、このBILT2.0にはたくさんあるので、一緒に考えていきましょう。
はじめに:Bilt 2.0で何が変わった?
2026年、アメリカで唯一の家賃でポイントが貯まる「Bilt」が「Bilt 2.0」として劇的な進化を遂げました。
これまでの「とにかく月5回使うだけで、家賃からポイントともらえますよ」という機能から、「日常でどれだけ使って、どう還元を受けるか」という、より戦略的なプログラムへと変わっています。
「Bilt 2.0」主な変更点
大きく分けて以下の4つです。
- カードが「3種類」に
年会費$0のエントリーから、$495のプレミアムまで、特典が増え、ライフスタイルに合わせて選べるようになりました。 - 「住宅ローン」もポイント対象に
アパートのレント(賃貸)派だけでなく、ついに持ち家派の方もBiltの恩恵を受けられるように進化しました。 - 新通貨「Bilt Cash」の登場
従来のポイントに加えて、普段の決済で貯まる「お小遣い」のような通貨が加わりました。 - 「月5回使うだけ」が廃止
以前の毎月5回は使わなければいけない条件が撤廃されました。正直めんどくさかったので嬉しいです。 - 家賃・住宅ローンは銀行口座からの「直接引き落とし」一択に
必ず家賃・住宅ローン分はカード枠を使わず銀行から直接引き落とされる仕組みに。カードの限度額を気にせず支払えるのがメリットです。
新登場!3つのBiltカード比較
「Bilt 2.0」への進化でカードラインナップが3つに増えました。特典やライフスタイルに合わせて、あなたに合う一枚を考えていきましょう。
まずは、3枚のカードを並べてスペックを比較。
| 特徴 | Bilt Blue (ブルー)![]() | Bilt Obsidian (オブシディアン)![]() | Bilt Palladium (パラジウム)![]() |
| 年会費 | $0 | $95 | $495 |
| Bilt Cash 還元 | 4% Bilt Cash | 4% Bilt Cash | 4% Bilt Cash |
| ポイント還元率 | 基本1x | 3x(食費 or スーパー) 2x(旅行) | 全て2x |
| 主な特典 | エントリー特典 | $100ホテルクレジット | Priority Pass $400ホテルクレジット |
【重要】カード選びは慎重に!
現在、一度カードを決めると後からのアップグレードやダウングレードが難しい(またはサポートへの個別相談が必要な)です。自分の毎月の支出額を思い浮かべながら、後悔しない一枚を選びましょう。
① Bilt Blue Card(年会費無料)
- 年会費:無料
- ウェルカムボーナス:$100のBilt Cash
「とにかくコストをかけたくない!」という方には、迷わずこれ。
これまでのBilt Mastercardに近い感覚で使えますが、承認されるだけで$100分のBilt Cashがもらえるという嬉しいサプライズが付いてきます。迷ってる人は、以前のカードから変更する人はこれまでのBILTポイントを維持するため、また、始めての人もまずはここからBiltライフを始めるのもアリですね。
② Bilt Obsidian Card(年会費$95)
- 年会費:$95
- ウェルカムボーナス:$200のBilt Cash
このカードで生活の支出をカバーしたい、特に「食費やスーパーの買い物がメイン」という方に最適な一枚。
3倍還元の対象を「ダイニング」か「スーパー」から選べます。また、年間$100分のホテルクレジット($50×年2回)が付帯するので、旅行好きなら実質的に年会費を$0(無料)に抑えられます。
【注意】3倍還元の対象は「ダイニング」か「スーパー」どちらかのみ!
両方ではないのが残念な点です。ご自身の出費はどのカテゴリーが多いか確認してから選びましょう。
③ Bilt Palladium Card(年会費$495)
- 年会費:$495
- ウェルカムボーナス①:$300のBilt Cash
- ウェルカムボーナス②(* 獲得条件あり):50,000 Bilt ポイント
- ウェルカムボーナス③(* 獲得条件あり):Bilt ゴールドステータス(Gold Elite Status)
* 獲得条件:Biltポイントとステータスは、最初の3ヶ月以内に「家賃・住宅ローン以外」で$4,000を利用することで獲得できます
「全ての決済をBiltに集約して、最大限の還元を受けたい」という上級者向け。
年会費は高めですが、全ての買い物が2倍ポイントになるキャッチオールカード。さらに、毎年$200分のBilt Cash付与やPriority Pass、合計$400のホテルクレジットなど、使いこなせば年会費以上の価値を十分に取り戻せる設計になっています。
次は、Bilt 2.0の新機能「2つの通貨」と、家賃・住宅ローンでポイントをもらうための「2つのオプション」について、わかりやすく解説していきます。
Bilt Point と Bilt Cash の違いとは?
Bilt 2.0では、これまでの「ポイント」に加えて「キャッシュ」という2つの通貨が登場しました。
| 項目 | Bilt Point(ポイント) | Bilt Cash(キャッシュ) |
| 役割 | 旅行などに還元するリワードポイント | Bilt経済圏を回すための通貨 |
| 価値 | 他行のポイントプログラムと同様に、使い方次第で大きく跳ねる(マイル交換など) | 1ポイント:$1の固定価値 |
| 主な使い道 | 航空会社やホテルへの転送(HyattやAlaskaなど) | 家賃ポイントのアンロック、LyftやGrubhub、フィットネスなどの支払い |
| 有効期限 | なし :基本的に無期限(アカウントがアクティブな限り) | あり :毎年12月31日に失効(翌年への繰越は最大$100まで) |
なぜ「キャッシュ」が導入されたのか?
Biltの最大の特徴だった「家賃支払い時の手数料はBilt負担」を維持するため、に導入されたのがこのBilt Cash。
以前と同様支払いそのものに対する手数料は依然として無料だが、ポイントをもらうためのコストをユーザーのカード利用(収益)で補う仕組みに変わりました。
Bilt 2.0の肝は、普段のカード利用決済で貯まる4%のBilt Cashを、住居費ポイント(1.0x)をアンロックするためのに使う点にあります 。
- 「Bilt Point」
:従来のリワードポイントと同じく、ホテルや航空券のためにコツコツ貯められます。1ポイントを2セント以上の価値(マイル等)に変えられる可能性があり。 - 「Bilt Cash」
主に家賃でポイントをもらうための「手数料」として使います。また、「現金の代わり」として即座に使える、毎月の生活をちょっと便利することにも利用可能です。
ちなみに、Bilt Cashはカード決済(4%還元)だけでなく、ステータスポイントを25,000ポイント貯めるごとに、全メンバーが自動的に$50分もらえます 。
「キャッシュ」導入の2つの理由
1. ビジネスモデルの持続可能性(サステナビリティ)
以前のBilt(1.0)と提携していたWells Fargo銀行は、このプログラムで毎月1,000万ドル(約15億円)もの赤字を出していたと言われています 。 家賃という高額決済の手数料をBilt側がすべて肩代わりし、さらにマイルに交換可能な高価値のポイントを付与し続けるのは、ビジネスとして限界でした 。しかも、Biltポイントはかなり優秀で、移行先パートナーも充実していたため、このポイントプログラムは変更せずにカード機能と提携銀行を変更することで維持しました。
2. 「無料」なのは支払いのみ、ポイントは「報酬」へ
ユーザーが最も勘違いしやすいポイントですが、Bilt 2.0でも家賃や住宅ローンの「支払い手数料」自体は、今も無料のままです 。 変わったのは「ポイント(1.0x)をタダで配るのをやめた」という点です。
- 以前(Bilt1.0)版
: 5回カードを使えば、Biltが身銭を切って1xポイントをくれた。 - 最新(Bilt2.0)版
:「日常の買い物でBiltに収益(カード決済手数料)をもたらした分だけ、その見返りとして家賃ポイントを還元してあげるよ」という等価交換のルールに変わりました 。
家賃・住宅ローンで貯める「2つのオプション」
Bilt 2.0では、住居費の支払いに対してポイントを受け取る方法を、以下の2つからどちらか1つ選ぶことになります。
新しくなったBilt 2.0で、最も頭を悩ませるのが「家賃や住宅ローンでどうやってポイントを稼ぐか」という選択です。
これまでは「月5回使えば1倍」という極めてシンプルなルールでしたが、新制度では「いかにBiltカードをメインとして使い、Bilt側に収益をもたらしているか」がポイント付与の基準になっています。
それでは、自分に合ったポイント獲得スタイルを選ぶための「2つのオプション」を詳しく見ていきましょう。
【オプション 1】自動で貯まる「決済額連動のティア制」
「Bilt Cash(キャッシュ)」の管理や交換といった面倒な作業を一切省き、「その月にカードをいくら使ったか」で、家賃・ローンの還元率が自動で決まる仕組みです。
この「オプション1」では、日常の買い物での「4%キャッシュ還元」は受け取れません。しかし、家賃に対して高い還元率を狙えます 。還元率は、住居費(家賃・ローン)に対する日常決済額の割合で決まります。
- 日常決済が住居費の0%〜25%以下: 固定で250ポイント(最低保証)
- 日常決済が住居費の25%以上: 住居費に対し 0.5倍 還元
- 日常決済が住居費の50%以上: 住居費に対し 0.75倍 還元
- 日常決済が住居費の75%以上: 住居費に対し 1.0倍 還元
- 日常決済が住居費の100%以上: 住居費に対し 1.25倍 還元
メリット: 決済額が届かない月でも、毎月 250ポイント は必ずもらえる「最低保証」あり。また、旧制度にあった「年間10万ポイントまで」という上限が撤廃されたため、高額な家賃を払っている人ほど有利になります 。
近年ニューヨークや都市部の家賃高騰がかなり激しいため、毎月の使用しなければならない金額もかなり高額になります。
今回、私は年会費無料のBilt Blueでこのオプション1から始用途思います。日常の支出も1枚のカードに集約よりも、複数枚のカードを適材適所で使っていきたいのでこのオプション1の250ポイントもらえるだけでとりあえずOKかなと思ってます。
【オプション 2】Bilt Cashで「ポイント獲得手数料」を相殺
こちらは、「普段の買い物で貯めたキャッシュを使い、家賃ポイントをもらうための『手数料』をチャラにする」という、シンプルな仕組みです。
仕組みはとてもシンプルです。
- 買い物で4%貯める
日常のショッピング(住居費以外)をBiltカードですると、一律 4%分 の「Bilt Cash」が貯まります。 - 3%分を手数料に充てる
住居費に対して1倍(1.0x)のポイントをもらうには、本来なら 3%の手数料 がかかります。このオプションでは、貯まったBilt Cashをその支払いに充てることで、実質の手数料負担をゼロ(相殺)にします。 - 具体的な交換レート
$30分のBilt Cash を使うごとに、$1,000分 の住居費に対して1,000ポイントを持ち出し無しで獲得できます。
【ここが重要!】知っておきたい「75%の壁」
このオプションで最も注意すべきなのは、「普段の決済利用を住居費の75%相当まで使わないと、ポイントが全額もらえない」という点です。
- 計算のカラクリ
: 住居費 $1,000 分のポイントをもらうには、$30 のキャッシュが必要です。その $30 を 4%還元で貯めるには、逆算すると $750(住居費の75%) のカード利用が必要になります。 - キャッシュが足りないとどうなる?: もしキャッシュが不足している場合、持っている分だけをポイント化するか、不足分を「3%の現金手数料」として実費で払うことになります 。
それでもこのオプションを選ぶメリットは?
ハードルは低くありませんが、「4%稼いで3%で相殺する」ため、差し引き 1%分 のキャッシュが必ず手元に残るのが最大の魅力です。この「余った1%」は、Lyftやデリバリー、ホテル予約などで「1ドル=1ドル」として現金感覚で使えます。
こんな人におすすめ
- Biltカードだけで日常の支出をカバーしたい人
家賃の75%以上の支出は高額のため、ほとんどの人はこのカード1枚に全支出を集中させることになります。 - Bilt Cashの利便性を重視する方
余ったキャッシュを日々の移動や食事に回して、生活全体のコストを下げたい人に向いています。 - 毎月の支出が多い方
住居費の75%以上を余裕でカード決済できるなら、手数料を完封した上で「1%分のボーナス」まで受け取れます。
なぜ「3%」という数字が出てくるのか
このオプション2からわかることは、Biltが「ポイント1倍を付与するために必要なコスト」を約3%と見積もっていることです。
日常の買い物で4%のBilt Cashを稼ぎ、そのうち3%分を「住居費のポイント化」に充て、残りの1%分をLyftやデリバリーなどの「自由なお小遣い」として使う。これがオプション2を選んだ場合のベストルートだと思います。
残念ながら、以前のような万人向けの「ただ持っているだけでポイントがザクザク」という時代は終わりました。
Biltにとって嬉しい「Biltカードに支払いを集中させられる人」にとっては、1.25倍還元という旧制度以上の恩恵が受けられ、以前より高還元のカードとなります。
まとめ:結局どっちを選べばいいの?
これまでの解説で、Bilt 2.0の仕組みや新しいカードのスペックについてはかなり見えてきました。
最終的に知りたいのは「結局、自分はどっちのオプションを選べばいいの?」ってことですよね。結論から言うと、これはあなたの「毎月のカード利用額(住居費以外)」によって決まります。
自分に合うスタイル選びの判断基準を、3つのケースに分けて整理しました。
ケース1:住居費(家賃・ローン)と同等、あるいはそれ以上の支出がある方
→ 「オプション 1」がおすすめ。
毎月のカード利用額が住居費の100%を超える場合、オプション1なら1.25倍という最高還元率でポイントを受け取ることができます。一方で、オプション2はどれだけ使っても還元率は最大1.0xに固定されています。
1.25倍でポイントが受け取れるなら、旧Bilt1.0よりも良い恩恵を受けられます。
ケース2:住居費の75%前後の支出があり、お小遣いも欲しい戦略派
→ 「オプション 2」も選択肢に。
オプション2の最大の特徴は「4%で貯めて3%で相殺する」という点です。
住居費の75%をカードで支払えるなら、家賃ポイント(1.0x)を全額手数料なしで獲得した上で、さらに1%分のBilt Cashがお手元に残ります。この余ったキャッシュをLyftやデリバリー、ホテル予約などで現金感覚で使えるので、かなり効率の良い使い方が可能です。
ケース3:カードの利用額が少なめ、または管理を楽にしたい方
→ 迷わず「オプション 1」。
日常の支出があまり多くない場合、オプション2ではキャッシュが足りず、ポイントを全額受け取るために「3%の自腹手数料」を払う必要が出てくるかもしれません。
その点、オプション1なら条件に届かなくても毎月250ポイントの最低保証があります。何より、毎月のアンロック作業が不要でなのは、手間が省けて大きなメリットです 。
Biltポイントもそのまま維持できるのでいざという時まで貯めておきましょう。
最後に:新しいBilt2.0との付き合い方
Bilt 2.0は、以前のような「ただ持っているだけでOK」というカードではなく、「メインカードとして使い込むほどに住居費が資産に変わる」という、運用型のプログラムに進化しました。
- まずは「オプション1」から始めて、全自動でポイントを貯める。
- 支出が増えてきたり、Bilt Cashの特典(Lyftやホテルクレジット等)に魅力を感じたら「オプション2」に切り替える。
設定はアプリからいつでも変更でき、翌月から適用されます。まずはできる範囲で、新しくなったBiltライフをスタートさせてみましょう。
皆さんの家賃や住宅ローンが、次の素晴らしい旅行へのチケットに変わることを願っています!
(※本記事の情報は2026年2月時点のものです。最新の規約や還元率は必ずBilt公式サイトやアプリでご確認ください)




