こんにちは、Ottoです。
アメリカに住んでる利点の一つに米国版のクレジットカードを作成できることだと思ってます。日本のクレジットカードよりも遥かに特典やメリットが多いです。日本のアメックスカードとは年会費も特典も違っているので、アメリカに住んでいる方は作っておいて損はありません。特にカードを組み合わせることで、よりお得にポイントを貯めることができます。
今回はAmex を最大限に活用するための「Amex Trifect(アメックストライフェクタ)」について詳しく見ていきます。現在、我が家で実際に使っている・そしてこれからこうして行きたいみたいなことを踏まえてお伝えしていきます。
- 車無し・電車やバス利用
- 自炊中心
- 週1回くらいはレストランに行く
- 年に数回は旅行に行きたいと思ってる
- Amexポイントを貯めたい
日常で使って、たまったポイントの特典は主に航空券やホテル・旅行に使う感じ。これからクレジットカード作る人やどのカードがいいか迷ってる人の参考になればと思います。
そして、個人の信用調査でクレジットヒストリーというものをチェックされます。これはビザ申請や、アパートなどの賃貸契約やさらには就職の際のバックグラウンドチェックにも使われます。
我が家のメインカードはAmerican Express
各社でカードを組み合わせてお得にポイントを貯めることが出来ますが、我が家では日本への一時帰国にANAの航空券を取りたいので、Amexをメインで使っています。
ANAの航空券に変換
以前、Amexのポイントで航空券を購入した際、色々試した経験談は以下の記事にまとめましたので、参考にしてもらえると嬉しいです。
現在利用しているAmexのカード
私たちは、こちらのカードを使っています。それぞれまとめているので、参考にしてもらえると嬉しいです。
サブはChaseカード
今はほとんどないですが、Amexが使えない場所の時には、VISAやMaster Cardが必要なので、Chaseのカードも利用しています。Costcoは使えないので、Chaseカードは重宝しています。
Chaseも組み合わせるとお得になるので、こちらの記事を参考にしてもらえると嬉しいです。
Amex Trifecta(アメックス・トライフェクタ)
さて、今回のメインとトピックです。
アメックスは3枚セットで使うと最大の効果を発揮します。この3枚使用のコンボをAmex Trifecta(アメックストライフェクタ)と言います。
カード構成は以下の通り。
- The Platinum Card®(アメックス・プラチナム)
- American Express® Gold Card(アメックス・ゴールド)
- Blue Business® Plus Credit Card(ブルービジネスプラス)
なぜこの3枚なのかというと、年会費ほぼ無料でポイントがつきまくるからです。
おすすめポイント① 年会費実質$0
実際の年会費は、
- The Platinum Card®(アメックス・プラチナム) →年会費$695
- American Express® Gold Card(アメックス・ゴールド) →年会費$325
- Blue Business® Plus Credit Card(ブルービジネスプラス) →年会費$0
合計$1,020
プラチナムの$695高いですね・・・でも、プラチナムは飛行機を使った旅行や移動が増えれば効果を発揮して年会費も回収できます。年に数回旅行する人、一時帰国する人はすぐに回収できます。
年会費で回収できる特典
特典でどう年会費が回収できるかは以下の通り。
- アメックスプラチナム $695→$0
- Airline Fee Credit $200
- UBER Credit$200
- Saks Fifth Ave Credit $100
- Digital Entertainment Credit $240
- Hotel Credit $200
- Clear Credit $189
- Free Global Entry or TSA Precheck $100
- Walmart+ Monthly Membership Credit $155
- アメックスゴールド $325→$0
- ダイニングクレジット $120
- UBER Credit $120
- ダンキンドーナツクレジット$84New
- Resyクレジット $100New
しかし、ゴールドカードはグロサリーとレストランでポイント4倍とポイントがかなり貯まるので実質$0どころかお釣りが来るベストカードとの呼声も高いです。
他にも挙げきれなかった特典があります。もし全て使ったら年会費以上。どれを使いそうか精査してから申し込みましょう。
おすすめポイント② MRポイントの付き方
この3枚のポイントの付き方をまとめるとこんな感じ。
ポイントのつき方 | プラチナ | ゴールド | ブルービジネスプラス |
---|---|---|---|
5倍 | 航空券・ホテル *Amex Travelサイトを通して | ||
4倍 | 全世界レストラン利用 米国グロサリー利用*$25,000まで | ||
3倍 | 航空券・ホテル *Amex Travelサイトを通して | ||
2倍 | 全ての利用 *$50,000までそれ以降は1倍 | ||
1倍 | その他の利用 | その他の利用 | |
詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
日常で使うならAmerican Express® Gold Card(アメックス・ゴールド)
アメックスゴールドの強みは
- グロサリーでポイントX4
- レストラン・デリバリーでポイントX4
4倍は他のカードでは無いです。我が家ではTsumaと二人それぞれ持ってます。
詳しくは記事にまとめていますので、合わせてどうぞ。
アメックス・ゴールド
年会費:$250→$325
American Express
海外手数料無料
- ウェルカムオファー
-
60,000→期間限定100,000ポイント|3ヶ月以内に$4,000利用 - ポイントレート
-
4倍|レストラン*全世界対応。米国内デリバリー・テイクアウト含む。
4倍|グロサリー*米国内スーパーマーケットのみ。$25,000/年まで。
3倍|フライト*航空会社から直接購入またはAmex Travel経由
2倍|New 旅行*ホテルやレンタカーなどAmex Travel経由で支払い済みの予約 - 特典
-
- $120 UBERクレジット(毎月$10)
- $120 ダイニングクレジット(毎月$10)
- New$84 ダンキンドーナツクレジット(毎月$7)
- New$100 Resyクレジット(1-6月:$50、7-12月:$50)
- $100 ホテルコレクション利用で現地で使えるクレジット
- ANAマイルにポイントを直接交換できる
- 手荷物保険、購入補償と延長保証
その他はBlue Business® Plus Credit Card(ブルービジネスプラス)
ブルービジネスは全てポイントX2になります。これによりスキ無し!
ビジネスカードだけど誰でも作れます。まだの方はこちらの記事をどうぞ。
アメックス・ブルービジネス・プラス
年会費:無料
American Express
海外手数料:2.7%
- ウェルカムオファー
-
15,000ポイント|3ヶ月で$3,000利用
年利0%*口座開設から12ヶ月
- ポイントレート
-
2倍|全ての購入
*年間$50,000まで、それ以上は1倍 - 特典
-
- 購入補償
- 延長保証
- 旅行保険とレンタカー保険(セカンダリー)
ほぼこれでスキ無し。これに加えて快適で優雅な旅をするためにアメックスプラチナムを追加。
旅行に行くならThe Platinum Card®(アメックス・プラチナム)
航空券購入でポイントX5、充実した特典、特に旅行特典が素晴らしいのでこれを持つだけであなたの旅がワンランク上の旅行に。
ポイントもさることながら、ラウンジや保険等の特典が魅力。後ほど詳しく見ていきます。
プラチナムを加えることで年会費無しで日常から旅行まで高ポイント。
アメックス・プラチナカード
年会費:$695
American Express
海外手数料無料
- ウェルカムオファー
-
80,000ポイント150,000ポイント|6ヶ月以内に$8,000利用 - ポイントレート
-
5倍|フライト予約
5倍|ホテル予約
1倍|その他の購入 - 特典
-
- $200のホテルクレジット
- $200のエアライン手数料クレジット
- $200のUberクレジット
- $100のグローバルエントリー・TSA Preチェッククレジット
- $240のデジタル‧エンターテイメント‧クレジット
- $155 Walmart+クレジット
- $189 CLEAR® Credit
- $100サックス‧フィフス‧アベニューのクレジット
- $300 Equinoxクレジット
- ラウンジアクセス
- 大手3社のレンタカー‧ステータス特典
- マリオットとヒルトンのゴールドエリートステータス
- 旅行保険各種あり
おすすめポイント③ 圧倒的なウェルカムボーナス
これにより作るだけですでにニューヨーク〜日本を最低1往復はできてしまいます。
その時のタイミングでウェルカムボーナスは変わるんですが、2022年8月現在の最大値であろうポイント数を例に紹介します。
- Amex Gold 60,000〜90,000MRP
- Amex Platinum 80,000〜120,000MRP
- Blue Business Plus 0〜15、000MRP
合計140,000〜225,000MRP
これによって日〜アメリカ数往復できます。
こちらの紹介リンクからどうぞ!
ちなみに、アメックス申込時はリファー以外に、ブラウザのシークレットモードを使うとウェルカムボーナスが高い場合があります。
おすすめポイント④ 旅行で便利
ここまででこの3枚でかなりのポイントが貯まることがわかったと思います。
旅行でも効果を発揮
アメリカ国内旅行でも海外旅行でもアメックスカードが活躍してくれます。
ポイント
- プラチナム
- フライトでポイントX5
- ゴールド
- フライトでポイントX3
ポイント付与もさることながらカードの特典がウキウキします。
貯めたポイント(MRポイント)で航空券やホテルに交換できます。
トランスファーパートナーがたくさん
17社の提携航空パートナーと3つのホテルグループに交換できます。
ANAもあるので日米往復にも使いやすい。
日本でも使いやすい
アメックスゴールドとプラチナムは海外利用手数料無料です。
プラチナム・ゴールドは海外利用手数料が無料なので日本全国使えます。気にするのはドル円のレートだけ。海外で使うとき(ここでの海外はUS以外)は手数料は要注意。
有料カードは大体手数料無料が多いです。(日本人に人気のANAカードUSAは手数料がかかります・・・)
*ブルービジネスプラスは海外利用手数料がかかるのでアメリカ国外では要注意です。
JCB加盟店でも使えるから便利
一昔前までアメリカンエクスプレスは日本だとあまり使えない印象でした。
しかし現在は、日本国内でアメリカンエクスプレスとJCBは加盟店の「開放契約」を結んでいるらしく、
現在ではJCB加盟店でもアメリカンエクスプレスが使えるのでとても便利になりました。
しばらく日本に行っていないので全く知らなかったので、もし使えなかったらと危惧していました。
今僕が持っているクレジットカードで海外手数料が無料になるのはアメックスゴールドのみ。他のカードは手数料がかかるので困ります。結構バカになりません。
旅行・購入保険・自動車保険もついている
アメックス・プラチナムの特典がかなり大きく、保険がついてきて大体のトラブルはカバーされます。
- 旅行保険
- 外的要因からのトラブルで旅程が中止された場合、最大$10,000まで保証
- 遅延が6時間以上発生した場合、最大$500まで保証
- 購入保険
- 購入日から90日以内に盗難・破損・紛失があった場合、最大$10、000・年間$50,000まで保証
- 自動車保険
- 対象地域の盗難・損傷を保証。
- *自賠責(Liability)は含まれません。
- *Secondly です。Primaryで使いたい場合は通料で別途申し込みが必要。
- *すべての車種がカバーされるわけではないようなので、事前に確認したほうが良さそう。
- *オーストラリア・ニュージーランド・イタリアを除く
飛行機からレンタカーでのロードトリップもこれでOK。
レストランも気にせず使える
アメックス・ゴールドでレストラン代は世界中ポイントX4。海外利用手数料も無料なので気にせず使えます。
各種ラウンジが使えてウハウハ
センチュリオンラウンジが使える
あのセンチュリオンラウンジが無料で使えます。
アメリカ主要都市の空港にはだいたいあります。現在12箇所。出発か乗り換えで利用可能。
ラウンジのクオリティーは最上級。
豪華な食事だけでなくアルコール含むドリンクやマッサージなんかも無料という素晴らしいサービス。
Miamiに旅行した際、使ってみました。ラウンジのご飯ってあんまり期待していなかったのですが、ここ美味しかったです。
乗り継ぎや搭乗待ちの無駄な時間も優雅に過ごせます。
注意点
2023 年 2月 1日からCenturion® ラウンジの無料ゲストの利用規約が変更になります。
米国プラチナ カードおよび米国ビジネス プラチナ カード会員には、1 回の訪問につき、ゲスト 1 人につき 50 ドル、お子様(2 歳から 17 歳まで)は 30 ドルかかります。
2022 年 から、各暦年(1 月 1 日から12 月 31 日までの間)に、カードでの対象となる購入で $75,000 以上を使用すると、同伴者が最大 2 名無料になります。
現実的に夫婦二人で利用の場合はプラスで$50掛かりそうなので、頻繁に使う場合はそれぞれでアメックスプラチナムを持つことも考えたほうが良いいかもしれません。
デルタスカイラウンジ
デルタ航空のラウンジがデルタ航空券を持っていれば使えます。同伴者は$39/人。
本来は下記のどちらかが必要です。
- Delta Sky Clubのメンバー*条件あり
- Delta SkyMiles® Reserve American Express Card所有(年会費$550)
デルタのラウンジも評判いいですね。
Priority PassTM Select lounge
プライオリティーパスが無料です。どのPriority PassTM Select loungeでも同伴者2名まで無料。それ以上のゲストはプライオリティーパス・スタンダード会員のゲスト利用料($32/人)がかかります。
事前登録必要でプライオリティーパスが届くまで10〜14日かかるようです。使う予定の方は早めの準備をしましょう。
一部のラウンジはゲスト利用不可だそうなので事前に調べると良いです。
Airspace
アメリカ・サンディエゴ国際空港が運営しているラウンジ。配偶者と21歳以下の子供または2名までの同伴者が無料で利用可能です。
Plaza Premium Lounges
香港拠点で世界21カ国で利用可なラウンジサービス。2名まで同伴者無料です。
Lufthansa
ドイツの「ルフトハンザドイツ航空」との提携プログラムで、ミュンヘン空港もしくはフランクフルト空港にあります。同伴者はゲスト利用料が必要です。
Amex Trifecta(アメックス・トライフェクタ)の弱点
3枚で敵なし状態のアメックス・トライフェクタですが、弱点はCOSTCO(コストコ)のようにVisaしか使えない場合は以下のクレジットカードがオススメです。
さらに、項目で上げるならば特に次の2つが弱点です
- ガソリン代
- 交通費
この2つは出費も多いのでポイント3倍以上になると嬉しいですよね。
我が家は車を持っていないのでガソリン代は特に問題ないですが、もし交通費が大きく出るならば、
交通費 (Transit)→ American Express Green Card でX3
交通費の出費が多い人はAmerican Express Green Cardを検討
アメックス・グリーン
年会費:$150
American Express
海外手数料無料
- ウェルカムオファー
-
40,000ポイント|6ヶ月以内に$3,000利用
- ポイントレート
-
3倍|レストラン*全世界対応。米国内デリバリー・テイクアウト含む。
3倍|交通
3倍|旅行 - 特典
-
- $189 CLEAR無料
- $100 ラウンジバディクレジット
便利なカードですが、ネックになるのは年会費$150です。そのためトライフェクタには含めません。
他のアメックスカード(ゴールド・プラチナム)は、特典で年会費は回収できたりするんですが、このグリーンは僕たちの生活スタイルだとイマイチこの特典で還元できません。特に最近は自転車通勤をしているのでそこまで交通費が高くないので今はいいかなと思ってます。
これよりは年会費無料のブルービジネスプラスで全て2倍のほうが圧倒的魅力。
もし作るならアメリカ国外に頻繁に出たり(ブルービジネスプラスは海外手数料がかかります。グリーンカードはかかりません。)または交通費(電車・バス・タクシー・UBER)することが増えたときに検討しています。
交通費高めの方はぜひ検討してみてください。
まとめ
以前はまだニューヨークでもアメックスお断りが多かったんですが、電子決済の普及とともにほとんどのシーンで使えます。
これからクレジットカードを持つ予定の方はぜひ今回の記事を参考にしていただければ嬉しいです。
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